VIETNAM / 2024年2月 ホーチミン3泊4日
インドシナ半島の東側に細長く伸びるベトナムは、南北に約1,650kmにわたって広がる国です。フォーやバインミーに代表される豊かな食文化、ハロン湾や古都ホイアンなどの世界遺産、そして物価の安さから、アジアで最も人気の旅行先のひとつとなっています。
日本からの直行便があり、フライト時間は約5〜6時間。時差は日本より2時間遅く、比較的旅行しやすい国です。南北で気候が異なり、北部のハノイは四季があり、南部のホーチミンは熱帯性気候です。
ホーチミンは、フランス統治時代の建築と、バイクが絶え間なく流れる東南アジアらしい熱気が同時にある街です。今回はサイゴン大聖堂、ベンタイン市場、ホーチミン人民委員会庁舎、サイゴン中央郵便局、戦争証跡博物館、タンディン教会、水上人形劇を中心に回りました。
旧正月に当たる時期だったためか、バイクの往来はかなり激しく感じました。横断歩道でも消極的に立っているだけではなかなか向こう岸に渡れず、現地の人の動きに合わせて、一定のスピードで渡る必要があります。
クチトンネルは、ベトナム戦争時に使われた地下トンネルを見学できる場所です。解説、映像、塹壕跡、トンネル体験を通して、戦争の現場感をかなり近い距離で感じられます。今回の旅行では射撃場も印象に残りました。
ただ見るだけでも迫力はありますが、ベトナム戦争の流れを少しでも学んでから行く方が、体験の意味がかなり変わります。次に行くなら、独立、南北分断、アメリカの介入、サイゴン陥落までの流れを整理してから訪れたいです。
クチトンネルとセットで、ミトー方面のメコン川クルーズにも参加しました。昼食ではメコン名物のエレファントイヤーフィッシュなどを食べ、ココナッツキャンディー工場、果樹園、はちみつティー、手漕ぎボートを体験しました。
ツアーとしてまとまっているので効率は良い一方、食事の店は強く印象に残るほどではありませんでした。ホーチミン滞在が短い場合は、クチトンネルとメコン川を1日で回れるツアーにすると、移動を自分で組まなくて済むのが大きなメリットです。
今回は関空発着で、ホーチミンに絞った3泊4日の卒業旅行です。到着日と最終日は移動時間が大きいため、実質的にしっかり観光できるのは2日間でした。
ベトナムは物価が安い印象がありますが、ツアーやアクティビティを入れるとそれなりに費用はかかります。今回のざっくりした費用感は以下です。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 国際線航空券 | 約5万円 |
| ホテル | 約3万円 |
| ツアー・アクティビティ | 約5万円 |
| 食費 | 約2万円 |
カードと現金は半々くらいで使いました。ホテルや一部の店ではカードが使えますが、屋台やローカル店では現金が必要です。特にBanh Mi Huynh Hoaでは地元の人も多く来ていておいしかった一方、カードが使えなかったので、現金をもう少し持って行けばよかったと感じました。
良かった場所は、クチトンネルの射撃場とアオザイマッサージです。クチトンネルは、単なる観光地というより、戦争の歴史を身体感覚で理解する場所でした。アオザイマッサージは、観光で歩き回った後に体を休める時間としてかなり満足度が高かったです。
一方で、サイゴン中央郵便局は有名ですが、個人的には強く印象に残る場所ではありませんでした。建築として一度見る価値はありますが、滞在時間は短めでよさそうです。メコン川ツアーの食事で行った魚の店も、体験としては面白いものの、食事単体の満足度はそこまで高くありませんでした。
到着後、ホテル近くの店で最初に腹ごしらえをしました。そのとき、連れの服に店員がケチャップをこぼしてしまい、かなり揉めました。店員は学生アルバイトのような雰囲気で、店の責任者は英語が流暢でしたが、こちらが強く賠償を求めても簡単には折れませんでした。最終的にはクリーニングをしてもらえることになりました。
この一件で、海外ではトラブル時に言うべきことをはっきり言う必要があると感じました。日本のように店側がすぐに謝罪して補償するとは限らないので、冷静に状況を説明し、何をしてほしいかを明確に伝えることが大事です。
💡 旅のヒント:物価が安く、屋台ごはんは100〜200円程度。バイクタクシー(Grab)が移動に便利。交渉文化があるので値段は事前に確認を。
ホーチミンだけに絞るなら、3泊4日でも十分楽しめます。ただし、関空発着で深夜便や早朝便を使うと、実際に観光できる時間は2日程度になります。市内散策の日と、クチトンネル・メコン川ツアーの日を分けておくと、無理なく回れます。
市内では、人民委員会庁舎、中央郵便局、戦争証跡博物館、タンディン教会、水上人形劇を1日でまとめて回れました。ただ、旧正月付近は交通量と人出が多く、バイクの横断だけでも体力を使います。予定を詰めすぎず、スパやホテル休憩を入れる方が快適です。
持って行ってよかったものはビーチサンダルです。ホーチミンは蒸し暑く、スコールもあるため、足元が濡れても気にならない履き物があるとかなり楽です。Grabバイクに乗る場面もあるので、歩きやすさと動きやすさを優先した方が快適でした。
持って行けばよかったものは現金です。Banh Mi Huynh Hoaのような人気店でもカードが使えないことがあり、屋台や市場でも現金が中心です。通信はTrip.comのeSIMで問題なく、Google MapsとGrabが使えれば移動はかなり楽になります。
日本人目線で意外だったのは、HONDAやAJINOMOTOといった日本企業の名前がよく通じることです。バイク社会なのでHONDAの存在感はかなり大きく、街を歩いていても日本企業の名前を目にする場面が多くありました。
次にホーチミンへ行くなら、ベトナム戦争の歴史をもう少し学んでから行きたいです。戦争証跡博物館やクチトンネルは、背景を知らなくても迫力がありますが、独立、南北分断、アメリカの介入、サイゴン陥落までの流れを知っている方が、展示や現地ガイドの説明を深く理解できます。
日程面では、クチトンネルとメコン川は1日ツアーで効率よく回れました。市内観光はもう少し余白を取り、戦争証跡博物館に長めの時間を置くか、統一会堂や市民劇場、AOショーまで入れるなら、もう1泊あると楽です。